公開日:2021/08/14
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15th Season


#15-3 マイコンを作るよ(付録3)

 I/O制約ファイルMCOC115_full.adcを使った場合のピン配置図を以下に示します。

BGA ALT MCOC115 (MCOC_full.adc) ALT BGA
0 P2 SCL stws_scl a153_mcoc_pin.jpg port_iop[8] A4 0
1 R2 SDA stws_sda port_iop[9] A3 1
2 N5 uar1_txd port_iop[10] C5 2
3 P5 uar1_rxd port_iop[11] B6 3
4 T7 uart_txd port_iop[4]
dac0_pdmo
C9 4
5 R7 uart_rxd port_iop[5]
dac1_pdmo
B10 5
6 GND GND 6
7 M10 ADC1 adc_ch1 port_iop[12] B14 7
8 P11 ADC3 adc_ch3 port_iop[13] A14 8
9 L10 ADC2 adc_ch2 port_iop[14] B15 9
10 N11 ADC0 adc_ch0 port_iop[15] B16 10
11 P12 ADC6 intc_int0 port_iop[6] C16 11
12 N12 ADC5 intc_int1 port_iop[7] C15 12
13 R16 ADC7 uar1_rts tim0_pwma E16 13
14 M12 ADC4 uar1_cts tim0_pwmb F16 14
15 GND GND 15
16 Vb0 port_iop[3]
rtc_clkin
RX1 H13 16
17 3.3V bootr_n TX1 J13 17
18 5V tim1_pwma J11 18
19 GND tim1_pwmb L12 19
オンボード
  T2 RESET   port_iop[0] B-LED J14  
K14 24MHz clk port_iop[1] R-LED R3
K16 USER reset_n port_iop[2] G-LED P13

 ピンソケットに引き出された端子数が40本、電源・グラウンド・システム関係が8本ほどあって、残り32本がユーザで使える分です。AD変換器のアナログ入力端子4本の追加によって、空き端子が無くなりました。ユーザ論理をFPGAボードのピンソケットに引き出す場合には、user_iop[15:0]と接続した上で、独自のI/O制約(ADC)ファイルによって端子割り当てする必要があります。

 元のFPGAチップ、Anlogic EG4S20BG256は、256ピンBGA(Ball Grid Array)パッケージなので、実はもっと沢山のI/Oポートを持っています。ピンソケットに引き出されたのは40本ほどですが、ハーフピッチの端面スルーホールには別な40ピンが引き出されているので、こちらを使えばさらに+40ピンを使用可能です。
 端子の割り当てをユーザが自由に設定可能なのはFPGAボードの特徴なので、必要に応じて割り当てを変更して使ってください。


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