iConClockの概要

　iConClockは、タスクトレイのアイコンに時計を表示するツールです。16×16[ドット]のアイコンに時計表示しますので、視認性は今一ですが。小さいことにかけては、他のソフトウェアに引けを取りません。16×16[ドット]の狭エリアでありながら、アナログ時計・デジタル時計・ＣＰＵ負荷まで表示できるのが特徴です。
　「タスクトレイアイコンでは小さすぎる」という時は、ウインドウにアナログ時計・デジタル時計・ＣＰＵ負荷に加え、カレンダ・日めくりカレンダを表示することができるようになっています。
　様々なアラーム機能を持っており、WAV再生・メッセージ表示・プログラム実行・SNTP時刻合わせなどを行うことができます。
　SNTPで外部のホストから現在時刻を取得し、お使いのPCの時計を常に正しい時間に保つことができます。簡易的なSNTPサーバ機能も備えており、LAN内のPCを日常生活レベルで時刻合わせするだけであれば、外部のSNTPホストに負荷を掛けません。
　PCの時計を合わせるには、管理者等上位の特権に昇格する必要がある場合があります。管理者へ昇格するにはUAC等が起動して煩わしいですが、iConClockはWindowsのタスクスケジューラに対応しており、管理者権限へ昇格できるユーザであれば、ログオン時に管理者権限で起動するよう設定が可能です。

シェアウェア

　iConClockはシェアウェアです。シェアウェア登録されなくてもiConClockの機能は完全で、1ヶ月を目安として暫定的にiConClockを試用することができます。試用期間を越えて利用する場合は、同梱のドキュメントに従って、作者まで送金してください。
　なお、著作者はiConClockを用いて生じたいかなる損害に対しても責任を負えませんので、あくまでユーザの責任において使用してください。

※送金する前に、必ず試用してください。

タスクトレイアイコンに時計・ＣＰＵ負荷表示

　16×16[ドット]のタスクトレイアイコンにアナログ時計・デジタル時計・ＣＰＵ負荷を表示することができます。他のアプリケーションのウインドウを最大化した時や、たくさんのウインドウを開いて作業しているときでも、タスクトレイのアイコンは見ることができますので、いつでも時間や負荷状態を確認できます。
　タスクトレイアイコンにアナログ時計を表示すると、こんな感じです。

　……１０時１０分くらい？

時計・ＣＰＵ負荷・カレンダウインドウ表示

　他のウインドウに邪魔されない利点はありますが、「タスクトレイアイコンでは小さすぎる」という時は、ウインドウにアナログ時計・デジタル時計・ＣＰＵ負荷に加え、カレンダ・日めくりカレンダを表示することができるようになっています。
　アナログ時計では、背景画像を読み込むことができますので、時計の針だけを描画する設定にして背景を読み込むと、お好みのデザインのアナログ時計が完成します。
　カレンダ表示では、日付に関連付けたメモを作成することができます。「毎週火曜日は燃えるごみの日」「毎月第３水曜は資源ごみの日」などの生活情報から、「記念日・誕生日」を忘れないようにメモしたり、二十四節気を登録しておいて季節を感じてみたりと言った使い方が可能です。

　……アナログ時計表示ウインドウ

　……背景画像指定

　……デジタル時計表示ウインドウ

　……カレンダ

アラームの設定

　ある時間条件が成立した時にアラームを発動することができます。アラームには、音(WAVファイルの再生)を鳴らしたり、メッセージを表示したり、特定のファイルを実行したり、時刻合わせを実行したり、と言った動作を個別に設定することができます。
　Windows8以降であれば、音声合成で任意のメッセージを読み上げさせる機能もあります。

NTP時刻合わせ(SNTPクライアント／サーバ機能)

　ネットワーク上のホストに時刻を問いあわせして、PCの時計を合わせる機能です。
　自身が簡易SNTPサーバとして機能することもできます。
　マニュアルにも記載がありますが、以下のような感じでLAN内にSNTPサーバを立て、外部NTPホストの負荷を軽減することが可能です。

スリープ解除→スリープ遷移サイクルの設定

　設定ウインドウに「スリープ解除時刻：登録／削除」ボタンを追加しました。スリープ解除時刻をWindowsのタスクスケジューラに登録することで、スリープ状態にしたPCを指定時刻にスリープ解除して、機能を回復することができます。
　アラーム設定の中の「PCをスリープ」コマンドと組み合わせると、毎日指定時刻にPCをスリープ解除→処理を実行→PCをスリープ、というサイクルを回すことが可能です。
　スリープ解除でパスワード入力画面が表示され、画面がロックされていても、スリープする前に起動してあったアプリケーションはバックグラウンドで動作しているので、自動処理が可能です。

まとめ

　時計、カレンダ、ＣＰＵ負荷をトータルにカバーするアプリケーションとなっています。

データダウンロード

　ＣＳＶ形式です。ダウンロードして、カレンダ設定の「祝日・休日(色分け)設定」、「日付メモ設定」からインポートして使用してください。

　データファイルの内容は、一部、他の年のデータとダブってます。年によって日付が変わらない祝日などです。二十四節気の方も、夏至と冬至の分を少し先の年まで登録してあったので、一部ダブっています。
　iConClockのバージョンがR02以降だと、ダブったデータは自動的に削除しますので、気にせずCSV形式のインポートを実行してください。R01以前のバージョンをお使いの場合は、これを機に最新版へバージョンアップお願いします。