u_magnet.jpg


U形磁石

 少し馬蹄形に近いU形磁石をモデリングしてみます。

U形(馬蹄形)

 磁極側の幅を絞って、馬蹄形に近い形にしてあります。
 それ以外は、円柱面(cylind命令)、平面(plane命令)、直方体(cuboid命令)を組み合わせて形造りました。

 色や材質は、色マッピングと、多重マッピング(overlay)を使っています。

 磁極の表示(N/Sの文字)は、凹凸マッピングで凹ませてあります。

凹凸マッピングデータ

 凹凸マッピングデータの作り方について説明しておきます。

 まず、大きなフォントで白地に黒い文字を描きました(下図)。

map_ns_0.png


 Olive+の「フィルタメニュー ⇒ ぼかし ⇒ ぼかし[ガウス]」を使って、ぼかしたら、完成です(下図)。

map_ns_1.png

 このデータを凹凸マッピングデータとして使用すると、白い部分が高く、黒い部分が低いとみなして、凹凸が付くようにレンダリングされるので、N/Sの文字が凹んだ様に見えます。

 画像の明るさが凹凸の高さに読み替えられるので、最初の(ぼかす前の)画像では、高さが急峻に変化してしまい、うまく凹凸が表現できない場合があります。少しぼかしたことで、なだらかに凹凸が変化するため、綺麗に凹んだ文字を表現することができています。


完成データ

 完成したデータをリンクしておきます。

1) Xi-TRACEデータ u_magnet.xitr
2) マッピングデータ u_magnet_ns.xpic

 1)でレイトレーシングを実行します。2)は1)から読み込んで使っているマッピングデータです。1)と同じディレクトリに置いてください。

 完成した動画を以下にリンクしておきます。



 鉄の棒が磁石にくっつく時の音は、カラビナの開閉する部分を鳴らした時の音を録音して当てました。


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